妊婦健診とは

妊婦健診のイメージ画像

妊婦健診は、妊婦の方の健康状態と、お腹の赤ちゃんの状態を確認する上で必要不可欠な健康診査です。
普段は健康状態に不安のない方であっても、妊娠中は様々な変化によって体調が変化することがあります。
胎児の成長も、常に安定しているわけではありません。
自覚症状がなく、一見順調そうにみえたとしても、何らかのトラブルが隠れていることがあるのです。
妊娠初期の段階では4週に1回、妊娠24週以降は2週に1回、妊娠36週以降は毎週1回を目安に妊婦健診を受けるようにしてください。

当院では医療連携(セミオープンシステム)を採用しています

セミオープンシステムとは、特に問題のない妊婦健診は地域のクリニックで行い、妊娠後期の妊婦健診から分娩管理、また夜間休日の救急対応は、連携する病院で行うシステムです。
当院では入院・分娩を取り扱っておりませんので、分娩施設のある提携先病院で分娩を予定されている妊婦さんのみ妊婦健診を行っております。
医療連携施設外で分娩をご希望の方、里帰り分娩の方の妊婦健診は原則予定日確認〜初期検査(妊娠10週ごろ)までとし、受け入れ医療機関へご紹介をさせていただきます。
分娩先でお悩みの方はどうぞご相談下さい。

連携医療施設(令和6年3月現在)

妊婦健診の主な内容について

妊婦健診で毎回行う検査

  • 胎児の超音波検査(妊娠初期は経膣的に、14-5週からは経腹的に行います)
  • 体重測定
  • 血圧測定
  • 尿検査(糖、蛋白など)
  • むくみの有無

など

4Dエコーについて

当院では中期と後期の胎児精密超音波の際に、4Dエコーを行います。
赤ちゃんのかわいい動きが立体的に確認できるので楽しみにしていただけたらと思います。
向きによって毎回お顔が見えるわけではありませんのでご了承下さい。

一般的な妊婦健診のスケジュール

妊娠5-7週
妊娠初診
妊娠8週
心拍の確認→母子手帳の取得
妊娠9-11週
予定日確認、妊娠初期検査
  • 初期採血(血液型、不規則抗体検査、貧血の有無、梅毒血清反応、B型肝炎ウイルス抗原検査、C型肝炎ウイルス抗体検査、風疹ウイルス抗体検査)
  • 子宮頸癌検査
妊娠12-23週
妊婦健診(4週間ごと)
  • 妊娠13-15週 通常検診とクラミジア検査・頸管長チェック
  • 妊娠20-23週 中期胎児精密超音波
    ご希望の方には院内でUSBを購入して頂き画像データをお渡しします。
妊娠24-27週
妊娠中期検査
  • 培養検査(GBS検査)及び早産徴候のチェック
  • 採血(貧血の有無、血糖、HTLV-1抗体検査)
妊娠28-29週
妊婦健診(2週ごと)
妊娠30-31週 後期胎児精密超音波
後期胎児精密超音波
妊娠32週〜
妊娠32週〜 妊婦健診最終 紹介状のお渡しをし、分娩施設へ引き継ぎます

料金

初診料 3,300円
再診料 1,650円
尿妊娠反応 2,200円
妊婦超音波検査(経腟・経腹) 5,500円
妊娠初期血液検査 13,000円
子宮頸癌検査(市内) 0円
子宮頸癌検査(市外) 5,500円
クラミジア+頸管長check 1,500円
胎児精密超音波(中期・後期) 7,000円
妊娠中期検査 7,000円

文書料

紹介状(妊婦初期) 3,300円
紹介状(妊婦後期) 5,500円
当院書式診断書 3,300円
院外書式診断書 5,500円
保険会社診断書 10,000円
母性カード 3,300円
妊娠証明書 2,500円