当院で行える予防接種

ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。

  • 子宮頸がんワクチン(横浜市の子宮頸がん予防接種はコチラ
  • インフルエンザワクチン
予防接種のイメージ画像

当院では、子宮頚がんワクチン(9価)、麻疹風疹ワクチン(供給不安定のため休止中)、インフルエンザワクチンを取り扱っています。

近年予防接種の副反応ばかりがとりざたされていますが、当院で投与するワクチンは有効性と安全性が科学的に検証されているものです。極稀に重篤な有害事象が起こる可能性は否定できませんが、それをはるかに上回る利益があると考えたものを採用しています。
ただ接種される方やご家族としてはご不安や疑問があるかと思いますので、まずはご相談だけでも結構ですので受診なさって下さい。
在庫管理の兼ね合いで接種を希望される方は、必ずWebもしくはお電話でご予約のうえ、指定日時にお越しください。

子宮頸がんワクチン

現在日本で接種できる子宮頸癌ワクチンは2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
当院では9価ワクチン(シルガード9)を採用しています。9価ワクチンは、9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。
その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV(HPV16/18/31/33/45/52/58型)の感染を予防することができるため、従来の2価・4価ワクチンよりも高いがん予防効果があります。(残り2種類は尖圭コンジローマの原因となるHPV6/11型の予防となります。)
ただし、全ての子宮頸癌の予防ができるわけではないため、定期的に子宮頸癌検診は受けるようにしましょう。

接種スケジュール:厚生労働省ホームページより

シルガード9で接種を開始する方は、1回目の接種を受けるときの年齢によって接種のスケジュールが異なり、合計2回または3回接種します(※)。
いずれの場合も、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。

(※)合計2回の接種で完了できる方は、1回目の接種を小学校6年生の年度から15歳の誕生日の前日までに受け、その後、5か月以上あけて2回目の接種を受けた方です。

  • ※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
  • ※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

公費(無料)対象の方

横浜市に住民票がある小学校6年生〜高校1年生の女子
また、誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日の女性は、公費でワクチン接種を行うことが可能です。ただし、この措置は令和7年3月までの予定ですので、接種をご希望の方は早めの受診をお勧め致します。
上記以外の方も、自費(一回29,000円 税込み)で接種可能です。

ワクチン接種による副反応に関しては、注射部位では疼痛、腫脹、紅斑、そう痒感、内出血、腫瘤が、全身性の副反応としては頭痛、浮動性めまい、口腔咽頭痛、悪心、下痢、発熱、疲労が報告されています。
従来のHPVワクチンに比べてシルガード9の方が注射部位の疼痛・腫脹が出やすいことがわかっていますが、全身症状の副反応の頻度に差はなく、安全性に関しては従来のものと変わらないとされています。
当院では接種後30分の経過観察を行いますので、お時間には余裕を持って受診をして下さい。
また、未成年者の方は保護者の同伴が必須となります。

麻疹風疹ワクチン
(供給不安定のため休止中)

風しんはほとんどの人は感染しても軽症で治りますが、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに障害(先天性風疹症候群)が生じるおそれがあります。
先天性風疹症候群の赤ちゃんは目、耳、心臓に病気を抱えて生まれてくることになるため、風しんの予防接種を受けたことがないかたは予防接種を受けましょう。
しかし、このワクチンは妊娠中は接種できません。
そのため妊娠を考える前に風疹の抗体価を測定して、必要な場合は予防接種を受けることをお勧めします。
また、パートナーからの感染もありえますので、男性の方も積極的に検査を受けるようにしましょう。

当院は「横浜市風しん対策事業*」の協力医療機関です。
*横浜市では、妊娠を希望されている女性、妊娠を希望されている女性・妊婦のパートナー及び同居家族は、抗体検査が原則無料です。
また、予防接種は接種費用の一部を助成しています。

対象の方

この事業を利用したことがない中学1年生以上の横浜市民で、

  • 妊娠を希望している女性(妊娠中は接種できません)
  • 妊娠を希望している女性のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません)
  • 妊婦のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません)

風しん抗体検査(血液検査)は無料で受けることができます。
予防接種に関しては麻しん風しん混合ワクチンを1回 3,300円(税込)でお受けいただけます。

インフルエンザワクチン

ご承知の方も多いかと思いますが、日本では冬季の寒い時期にインフルエンザが大流行することがあります。
そのため、各自治体では、10月頃からインフルエンザワクチンの接種を行っています。
このワクチン接種による予防効果期間は5ヵ月ほど続きます。
接種後に効力が発揮されるまでに2週間程度の期間が必要となりますので、できれば流行のピークとなる1月よりも前の12月上旬までには接種を終えるようにしてください。